CHAnoYUとは?

CHAnoYUとは?

城下町・松江に根付く「茶の湯文化」。
「茶の湯文化」ってなんだろう?その基礎知識・マメ知識をご紹介します。
茶の湯文化ってなんだろう

抹茶を飲む・振る舞うことだけではありません。“茶の湯文化”とは、茶室や庭など住まいに関する空間、茶道具などの工芸、お茶会に出てくる懐石料理や和菓子などの食、客人をもてなすための点前作法が融合した総合芸術なのです。

松江の茶の湯文化の特徴は

他の茶どころとの大きな違いは、作法にこだわらずにお抹茶をたしなむ風習が定着している点です。縁側でお抹茶を点て、客は作法なしでそれを味わう。こんな昭和の光景こそ少なくなりましたが、現在の松江でも、お抹茶はまだまだ身近な存在です。

不昧公ってどんな人だった

大名であり、松江に
“茶の湯文化”を広めた茶人です。

江戸後期を代表する大名茶人である、松江松平藩七代藩主・松平はるさとまいこう)。後に不昧流と呼ばれる自らの茶道観を確立した不昧公は、千利休などと並ぶ“茶の湯会のスーパースター”。その功績から文化系人間かと思いきや、実は武芸も堪能! 不伝流居相(居合)も極めた体育会系の人でもあります。また、金魚をこよなく愛したことでも知られ、部屋の天井にガラスを貼り、肘枕で金魚を眺めて楽しんだという逸話も残っています。

夫婦仲は抜群! 愛妻家のお殿様

不昧公の正室・ は、23歳のときに仙台伊達家から不昧公の元に嫁いでいます。夫婦仲はとても良く、不昧公が68歳で亡くなると、形見の品に亡き夫を慕って歌を書き、旧交のあった方に配るなど、終生不昧公を愛し慕い続けました。

が、仙台伊達家から嫁ぐ際に持参し植えたとされる松。歴代藩主が別荘に出かける折、この松を目印に舟を繋いだことから「舟つきの松」と呼ばれ、長く市民に愛されました。
平成21年に惜しまれつつ伐採され、現在はその姿を見ることはできません。

4月24日、松平不昧公の命日です。

4月24日は、松江に茶の湯文化を広めた不昧公の命日です。4月24日と毎月24日には、ぜひ抹茶や煎茶などいろいろなお茶や和菓子を楽しみましょう。私たちが茶の湯に気軽に触れることが、文化を未来へつなぐきっかけになっていきます。

ぐるっと松江堀川めぐり〜お茶船

緑色の屋根と緑のはっぴの船頭さんが目印。船内で和菓子と自分で点てた抹茶を味わえます。船頭さんによる「松江の茶の湯案内」もお楽しみに。

▼くわしくはコチラ
https://matsue-chanoyu.jp/shop/shops/view/51

松江の5つの窯元さんが作る、ポップな色のかわいいラテ茶碗と使いやすい樹脂製の茶せんのセット。ラテ専用茶碗で、抹茶ラテや ほうじ茶ラテなどの和ラテを楽しみましょう。

カラコロ工房で和菓子づくり体験

和菓子職人の手ほどきを受けながら、和菓子を2個作ります。作った和菓子はお持ち帰りできます。できたてのおいしさをぜひ味わってみましょう。

[和菓子づくり体験(要予約)]

場所:カラコロ工房
 松江市殿町43 ☎︎0852-20-7000(カラコロ工房事務局)
体験時間:約30分
料金:1350円
開催時間:①11:00~ ②14:00~
※水曜休